Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)のデメリットと正しい対処方法を理解しよう

Google マイビジネス(※)は活用次第で集客効果や、検索結果を美しく、かつ上位に表示できるチャンスが広がることが知られています。しかし、Googleマイビジネス(※)には、コンテンツ掲載を行っているビジネスオーナーからすると自分の意思ではコントロールしにくいデメリットがあります。

こうしたGoogle マイビジネス(※)のデメリットには、それぞれに対処法があることをご存じでしょうか。無料で使えてビジネス上のメリットも大きいのに、デメリットに対処せずに利用しないのはもったいないことです。

より具体的には、次にあげる事項がデメリットと言われています。

1、店舗情報が勝手に変更される
2、写真が任意の位置に表示されない
3、悪い口コミが投稿されることがある
4、継続的に投稿しないと検索結果に表示されない
5、集客効果の測定が難しい

それぞれのデメリットの概要をご説明した上で、どういう対処法を取ると、デメリットが最小限に抑えられるのかお伝えします。

1、店舗情報が勝手に変更される

店舗情報は、Google マイビジネス(※)に登録した情報がそのまま掲載されるとは限りません。Googleが編集するか、あるいはユーザーが編集するか、その双方が重なることにより、お店の情報が勝手に変更されてしまうことがあります。

Googleの編集は、Googleの仕組み上、常に最新の情報を優先して掲載していること
から編集が入ることがあります。この仕組みのために、オーナーからすると情報が誤っていても、他のコンテンツに表示されている情報などを最新の情報として掲載してしまう可能性があります。

ユーザーからの編集は、Googleマップ上表示される「情報の修正を提案」リンクから行われます。リンクをクリックすると、名前や営業時間などの変更の提案ができます。オーナーの設定とは異なる店舗名や営業時間も、設定できてしまうことがあります。また、「不足している情報を追加」の一覧から、オーナーにしてみると誤っている情報を追加する提案もできてしまうのです。

これらの提案がGoogleで通ると、オーナーの意思にかかわらず掲載され、中にはネガティブな影響を被る店舗もあります。店舗の名前、所在地情報や、営業時間などはユーザーも表示された情報通りに来店したりするので、ユーザーも困惑させることがあります。

勝手に編集されて困っているケースの対処法は、以下の通りです。

対処①管理画面から情報を戻す・修正する

マイビジネスにログインし、左横のメニューより「情報」ボタンを押します。表示された「ビジネス情報の編集」の右横にある鉛筆ボタンをクリック、情報を修正します。

対処②Googleに削除を申請する

Googleに直接削除を申請することもできます。申請は「Googleマイビジネス(※)・ヘルプ(https://support.google.com/business/gethelp)」から行います。リンクをクリックすると、下記の画像の通り表示されます。

 

お問い合わせの内容を記入して、「次のステップ」ボタンから案内どおり進んでいくと、下記の画像のように、問い合わせ内容の詳細を入力するページに繋がります。ここに問い合わせの詳細内容を記載して、Googleに問い合わせすることができます。

 

 

2、写真が任意の位置に表示されない

Googleマイビジネス(※)の写真は、オーナーが写真をアップする以外にも、ユーザーが写真をアップすることができます。

また、オーナーが直接ユーザーの写真を削除することはできません。そのため、必ずしも店舗のイメージアップにつながる写真を表示することができないのです。店舗のイメージにそぐわない、思わしくない写真をアップされてしまうことさえあります。

でも、この点も以下のように工夫すると、極力予防することはできます。

対処①:質の高いビジネス用写真を投稿する

Googleは、オーナーが投稿した写真が優先して表示されます。また、写真は質の良い写真を用意し、ビジネス用の写真のタイプ(例:外観・店内・商品・サービスなど)それぞれに、3枚以上の質の高い写真をアップロードしておきます。

こうしておくことで、ユーザーの写真の掲載優先度を下げておくことが、多くの場合では可能になります。最低限、ユーザーの写真がオーナーの掲載する写真より目立つ事態は避けることができるでしょう。

対処②Googleに削除を申請する

Googleに削除を申請することも可能です。前章の「対処②Googleに削除を申請する」でご紹介した、問い合わせ窓口から削除を依頼します。反映されるまでに時間がかかるケースがあることは留意しておきましょう。

3、悪い口コミが投稿されることがある

口コミの中には、評価がシビアなもの、また口コミの中には事実と違う、と思ってしまうようなものがあります。「料理がおいしくなかった」「接客態度が悪かった」「待たされた」などの口コミは削除したい、と思う場合もあるでしょう。

しかし、削除される口コミの基準がGoogleポリシーで決まっています。

・スパムと虚偽のコンテンツ
・関連性のないコンテンツ
・制限されているコンテンツ
・違法なコンテンツ
・テロリストのコンテンツ
・露骨な性的表現を含むコンテンツ
・不適切なコンテンツ
・危険なコンテンツおよび中傷的なコンテンツ
・なりすまし

これらに該当すれば、Googleへの申請で削除してもらうことができます。ところが、ポリシー違反が認められない場合は、削除されません。

上記の「おいしくない」「態度が悪い」「待たされた」ですと、飲食店ではあっておかしくない評価ですので、ポリシー違反に当たらないのが普通でしょう。そうなると、いくらオーナーとしては困る内容でも公開されてしまいます。

対処法としては、以下の方法が考えられます。

対処①口コミに誠実に返信する

Googleマイビジネス(※)を利用しているアアカウントは、口コミに返信を付けることができます。誠実に、思わしくない口コミに応える、あとは他のよい口コミで目立たなくなるように待つ、来客者にはサービスで満足してもらえるようするという対処をします。

口コミへの返信は、以下の手順で行います。

1.マイビジネスにログインして左横のメニュー中「口コミ」ボタンをクリック。口コミを表示させて口コミを確認します。
2.返信対象の口コミには、各口コミの右下に表示される「返信」をクリック、返信を記入します。

対処②削除を申請する

客商売で文句をいわれてしまうこと、ネット上でも口コミが思わしくないことは、Webで商品やサービスを公開しいる店舗であれば避けられないことです。

しかし、「事実無根なのに誹謗・中傷されてしまった」「プライバシーを侵害している」「著作権を侵害している」などの違法なケースはもちろんですし、なりすましが疑われるような場合でも削除を依頼すると、ポリシー違反であるため、Googleが削除する可能性があります。

削除の申請は、以下の手順で行うことができます。

1.口コミを前の項でご説明した手順で表示させます。ログイン後、左欲のメニューの「クチコミ」をクリックして開きます。
2.報告するクチコミを見つけ、その他メニュー をクリックして、[不適切なクチコミとして報告] をクリックします。

上記の申請により、Googleが審査し、不適切と認められれば口コミは削除されます。

対処③口コミをツールで管理する

口コミは、良い口コミはビジネスにプラスですが、もし悪い口コミがあると、ビジネスに大きなマイナスのインパクトを与えることがあります。ネガティブな口コミから、各SNSで「あそこのレストランは手を抜いている」などと悪い評判が立ってしまうようなことでは困ってしまいます。

口コミをコントロールして、口コミによるリスクの管理を十分にしたいと思いながらもなかなか時間も手間もかけられない場合に、ツールで管理するという手があります。マイビジネスを積極的に活用したい、という場合は合わせて導入を考えておきたいところです。

・口コミの分析・課題の抽出
・口コミの改善プロジェクト管理
・顧客への口コミ投稿依頼
・複数のプラットフォームの口コミの同時管理

といった大きな工数がかかる作業も、優秀なツールを使うと、ほぼ自動で管理してくれます。

「Hoshitorn」であれば、レビュー状況の確認から改善アクションの管理まで、簡単に行うことができます。口コミに困ったら導入を検討してみてはいかがでしょうか。

→口コミレビュー管理ツール「Hoshitorn」

4、継続的に投稿しないと検索結果に表示されない

Googleマイビジネス(※)は、アカウント登録しただけでは効果がなかなか現れず、検索結果に表示されるようにするには、継続的な投稿を必要としています。Google検索は、情報量を増やしていく手間暇・努力に比例して、検索結果が上がる仕組みになっているためです。

そこで、限られた時間と人員で、いかに効率的に継続投稿をするかが問題になります。投稿を支えられるだけの体制を作っておくことが対応策になります。

対処①継続投稿できるチーム体制を店舗内で作る

継続投稿をするためのチームを店舗内・事業所内で作っておくことが打ち手として考えられます。当番制、あるいは主担当を置き、周りがサポートする体制、どちらでも状況に応じて継続して投稿できる体制であれば問題はありません。

例えば、曜日で担当者を決めておく当番制の場合は、コンテンツに曜日ごとの個性をもたせる・賞などのインセンティブを設定するなどしてコンテンツを楽しんで充実させる仕組みを作っておくと、長続きしやすくなります。

対処②MEO対策をプロに任せる

内部での対策に限界を感じる場合は、MEO対策をプロに任せることも検討に値します。MEOは、SEOのGoogleマップ版であり、特にローカルSEO対策に強いとされるGoogle マイビジネス(※)のよさをMEOの専門家は十分に活用する方法を知っています。

プロに運用を任せてMEO対策を行ってもらうと、集客・売り上げに直結するサービスが受けられます。また、今までご説明したマイビジネスのデメリットを補うことにより、本業に集中できます。

本気でマイビジネスの活用と運用に力は入れたい、しかしリソースが足りないという場合には、運用をアウトソースすることを検討してみてください。

→『Googleマイビジネス(※)運用サービス』をチェック

5、集客効果の測定が難しい

Googleマイビジネス(※)は、集客数をダイレクトに測定しにくく、Googleマイビジネス(※)と集客結果とを結び付けて分析することが難しい面があります。いいかえると、マイビジネスでこういう打ち手をした、数字を改善した場合にもマイビジネス上の何が決定打になって、よい数字が出てきたのか、原因に迫ることが難しいといえるでしょう。

対処①特典・クーポン機能の活用

しかし、どれだけGoogleマイビジネス(※)から集客できたかは、特典やクーポン機能をつかうと集客の効果を確実にGoogleマイビジネス(※)との関係で把握することができます。

クーポンは、マイビジネスにログイン後、左横に表示されるメニューバーから「投稿」ボタンを選んで押し、次に表示されるページの上部から「クーポン」タブをクリックすると発行されます。下の画像のように表示されます。

 

 

集客効果の測定とともに、クーポンや特典で潜在客を顧客に変えることが可能になる点もメリットです。

対処②来店者へのアンケート

もう一つの手段として、集客の経路を確認しGoogleマイビジネス(※)の集客効果を検証するには、アンケート回答で集計することが考えられます。

アンケートは、Googleフォームなどのスマホでも使えるアプリケーションを使って行い、
例えばクーポンなどもアンケート回答者に限定して配布するようにすると、よりアンケートの回答数を上げることができるので、効果的に集客経路を検証することができるようになります。

このように、Googleマイビジネス(※)のデメリットには対処法があるので、それぞれ丁寧に対応していくと軽減されるものばかりです。基本的には、お店のGoogleマイビジネス(※)の担当者が自力で対処することができます。

でも、なかなか人手や時間がかけられない・集客効果を最大化したい、とお考えの場合は、ツールやプロの手を借りることもおすすめします。

 

※「Googleマイビジネス」は、2021年11月に「Googleビジネスプロフィール」に名称変更しました。


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